実際に私が覚えているのは、この町に傷ついたライオンの有名な像のオリジナルがあることと、圧倒的に美味しいチーズパイを食べたことである。あれには驚いた。イタリアでイタリア料理が本当に美味しかったのに驚いたのと同様、スイスのチーズは本当に美味しいことを認識した。それか、そう感じるように何らかの脳内麻薬が分泌されるのかもしれないけれど。
天気は生憎の曇り空だったが、結果的にそれはまったく問題なくなった。むしろお陰でとても幻想的な景色を見ることができた。町はこんな感じである。
町をゆっくり見る暇はほとんど与えられず、ガイド&ホストの友達に言われるままにバスに乗り込む。おれもっと町みたいのに・・・なんて思っていたのに、大急ぎであった。何をそんなに急ぐのか。それは登山リフトに乗りこむため。ピラトゥスという山。実際、登っている最中でさえ、「登山なんていつでもどこでもできるのにー」なんて思ってはいたのだが、頂上に着いてからそんな不満はぶっ飛んだ。雲海の中にアルプスの山々が点在する、本当に幻想的な風景が堪能できたからだ。あまりの感動に、あんまり写真を撮れていなかったことにさっき気付いた。どうでもいい写真はたくさんあるのに、感動のしすぎでそういうこと考える脳が麻痺したようだ。
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