ヤーデットの強み(S)は、なんと言っても豊かな自然と都心へのアクセスのよさ、だと思う。実際、ヤーデットというただっぴろい草原はかなりの魅力だし、その裏にある林も素敵だ。野ウサギなんてしょっちゅう見るし、運がいいと鹿も出てくる。また、自転車で都心まで10分程で着けるのも素晴らしいし、公共交通機関もバスと地下鉄とかなり充実している。のんびり散歩するスペースやピクニックするスペースもたくさんある。さらに、フィンランドのヘルシンキ&トゥルク、エストニアのタリン、ラトビアのリガへのフェリーもここから出ている。
弱み(W)は、住宅街に特化してしまったが故の不便さだと思う。実際、ご飯屋さんのバリエーションは少ないように感じるし、港エリア以外にはあまり職場もない。だから静かすぎる。住宅街だから仕方ないのだろうけれど。
外部要因の好機(O)は観光客であろう。朝フェリーが着く時間帯になると地下鉄の駅はとんでもないことになったりすることもある。どれだけ多くの財をこのエリアで落としていくかを考えると、たぶんかなりわずかではあるだろうけれど、船会社やその関連でのホテル業界ビジネスがなりたっているのを見ると、この観光客はけっこうないい刺激のように感じる。
外部要因の脅威(T)は、イメージと、ストックホルム内の新開発エリアと、起こらないとは思うが都市計画の暴走だ。まず、このエリアに関して、最近の若い人のイメージは「老人エリア」のようで、ここに好んで移り住みたがる人は少ないように感じる。私はこのエリアが好きで、ここに部屋を借りれたことをとても幸運に思うけれど。もちろん、相対的にはまだまだ人気の高いエリアなんだろうが、新開発の進むハマビーや、開発はなくても相変わらず大人気のソーデルなんかに比べると住みたがる人は少ないと思う。また、現在進行中のストックホルムの都市ビジョンでは、ここの港湾エリアが新たな開発対象地区になっている。それは素晴らしいことである。が、起こらないとは思うが、万が一都市計画が大暴走をして、住民がそれを制御できなけいという事態が生じた場合、ヤーデットの特徴である緑地までもが開発の波に呑まれてしまうかもしれない。
まーそんな感じのヤーデットである。
ところで、もう3週間も前になってしまったが、このエリアにあるtessinparkenという公園で、私の誕生日BBQを敢行した。私のお気に入りの公園で、天気がよければベンチや芝生でのんびりくつろぐことができる。
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